QA形式でご紹介致します
Q:プロスタッフのセントビンセントて何?
A:カリブ海にあるセントビンセントという国で作られたプロスタッフです。プロスタッフは長期間製造されており、年代によって台湾製、中国製もありますが全くの別物です。
※ここに記載しているのはセントビンセントの後期モデルについてです。
Q:プロで使ってるのは誰?
A:セントビンセント製にこだわり続けたピート・サンプラスが有名ですが、ステファン・エドバーグやクリス・エバート、ジミー・コナーズもセントビンセントなんじゃないでしょうか。フェデラーのは年代的にセントビンセントとは違うと思います。
Q:中国製や台湾製と違うの?
A:名前と色と形が似てるだけで別モノです。
Q:違いを詳しく!
A:誰が見ても明らかにセントビンセント製(後期)はフレームが一回り分厚いです。またより角張ったボックス形状で丸みがほとんどなく、他国産とは一線を画すフレームはカッコいいです。セントビンセント製(後期)から中国製や台湾製に持ち替えると丸くて薄くて華奢に感じ、「そんな装備で大丈夫か?」と心配になります。
※セントビンセントでも、後期以外はフレーム厚が薄く他国産と同じようです。
Q:インプレをお願いします!
A:スイングウエイトが結構あって重たいです。台湾製(DB)なんかトップライト過ぎて当てるだけじゃボール飛ばないんですが、セントビンセント(後期)は振らなくても重さで飛ばすことができるのでボレーも普通にいけちゃいます!
Q:硬いの?柔らかいの?しなるの?
A:フレームが分厚いのと、使っているカーボン素材が良いからだと思うのですが、剛性感のあるしっかりとした打感です。つまり硬いです。無駄なしなりがなく、エネルギーを効率よくボールに伝えられるので意外と飛んでくれますし、速いボールにも打ち負けません。フェイスサイズが小さくスイートスポットが狭いですが、超上級者が使えば現代でも十分通用するんじゃないでしょうか?
Q:台湾製ってどうなの?
A:台湾製(DB)はフニャフニャしなり、パワーをロスしてる感じがします。同じプロスタッフとは思えません。これは経年劣化でコシがなくなっているのも要因の一つとしてあるかもしれません。カーボン自体はほとんど経年劣化しないんですが、織り込んでいるエポキシ樹脂が劣化することによって剛性が落ちるのです。ただセントビンセント製はそんなことなくしっかりしていました。
台湾製(DB)よりもずっと以前に作られたセントビンセント(後期)が未だにシャキッとしているのはさすがだなと思います。
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