Head Graphene XT Prestige MP
XTプレステージMPは320gとそこそこ重量ありますがトップライト気味なのでスイングするとそれほど重さは感じません。
むしろ軽量でトップヘビーバランスのラケットよりも振ると軽く感じるので重くて使えないという事は無いでしょう。
この辺は一般的なツアースペックのラケットに共通して言えるところですね。(但しロジャー・フェデラーモデルは除く)
ストリングパターンは18×20と細かいため、非常にコントロール性が高く狙い通りのコース・距離にボールを飛ばす事ができます。そのかわり飛びや弾きは最近のラケットの中では控え目ですね。まあフレーム厚は21mmあるのでそんなに心配する程ではありませんが。あとストリングパターンが細かいと回転のかかりが悪いですが、かければそれなりにかかりますのでヘビートップスピンでショートクロスやスピンロブ、ネットすれすれのスライスショット、ギュンとまがる回転系サーブも筋力&スイングスピードがある方であれば問題なく打てるでしょう。
打感はフレームの剛性を感じるしっかりしたものなので、上級者の速いボールの打ち合いにベストマッチです。
さて最後に同じヘッドラケットで良く比較されるであろうスピードプロとの違いですが、XTプレステージMPのほうが少しだけ飛びが抑えられており、少しだけスイートスポットが狭く、少しだけスイングウエイト(トップライト)が軽く、少しだけよりクラシカルな打感を感じます。つまりXTプレステージMPのほうが少しだけハードスペックという感じを受けました。
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