Head Graphene Touch Prestige Mid

Head Graphene Touch Prestige Mid

プレステージの2018年モデル、グラフィンタッチのミッドサイズ。これまでプレステージのミッドサイズはフェイスサイズが小さくてボールが飛ばず、重量もかなりあり筋力が必要、つまりハードヒッターや上級者向けという印象でした。2018年モデルはどうか?まず見た目から言うと今回のフレーム形状は従来とは全く異なったモノになっています。そのためかフェイスサイズ93インチとこれまで通りですが従来より大きく見えます。あとプレステージの伝統であったCAPグロメットも無くなり一般的なラケットと同じグロメット形状になってしまいました。そしてストリングパターンさえも従来の18×20から16×19へと一般的なものになっています。

さて実際に持ってみるとそれほど重たくはないですね。従来の重かったイメージからはやや軽くなった感じがします。実際スペックが重量320gということでそんなものかなという感じです。次に振ってみるとバランスが少しトップヘビーになっていることに驚きました。これまでのプレステージ・ミッドではありえなかったバランス設定です。
ボールを打ってみると93インチのわりにはスイートエリアがそこそこ広く感じます。これはストリングパターンが荒くなった恩恵か?またボールも比較的よく飛んでいってくれます。回転も普通にかけやすくなりました。打感は硬すぎもせず、特別弾く感じもなく一瞬ボールをホールドした後にトップヘビー気味のフレームが飛ばしてくれる感じです。しなる感じはありませんが最近のガチガチフレームが多い中では柔らかい部類に入るでしょう。従来までのプレステージ・ミッドは扱いが少々難しい個性的なラケットでしたが、今回のは全く別物。一言で言うと普通のラケットになりました。扱いやすくなり対象ユーザーが広がりましたね!

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