Wilson Steam 99 S

今回は Wilson Steam 99 S を試打してみました。
スピンがかかるラケットらしいですが、スピンかけやすいとは感じられなかったです。
試打したラケットはマルチフィラメントのストリングが張られておりテンションもかなり低めでした。
その為、このラケット本来の持ち味を発揮できてなかったのだと思います。
メーカー推奨のガットがルキシロン4Gとなっていることからマルチのローテンションがあうわけは
ないですよね。
ストロークはボヨ~ンと飛んでいってスピンもかからずコントロールが困難でした。
16×15 という粗いストリングパターンはポリのような硬めのストリングでなければ
しっかりボールに食いつかせることができないのでしょう。
しかし、ウィルソンなのにルキシロンを推奨するなんてよほど4Gとの相性が抜群なのでしょうか。
8月6日追記
WilsonはLuxilonを取り扱ってたのですね。しかも2006年から。ずっと知りませんでした><


ミスマッチなストリングでしたがこのラケットのある程度の素性は知ることができました。
まずフレームのしなりはほとんど感じられません。剛性は高いです。
フレームをしならせボールを食いつかせてスピンを打つという昔の感覚は全くありません。
打球感はわりとダイレクト感があり、それなりに手応えを感じることができます。
バランスは32.5cmでトップヘビーに感じます。
飛び・反発力は良くも悪くもなくそれなりです。
今回は一緒にJUICE100(ジュース)を試打したのですが、そちらのほうがよく飛び、スピンも
かかり良い印象でした。
ただJUICE100は打球感がやや希薄で、その点だけは Steam 99 S のほうが上でした。
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