Babolat Pure Aero 2023 (2022)

ピュアアエロとは

ピュアドライブと並びバボラを代表するラケットです。

ピュアドライブと比較すると、より競技者に好まれる打ちごたえのある打感が特徴ですが、決して難しいラケットではありません。

そんなバボラのピュアアエロですが、2022年8月に新作が発売されました。

個人的に前作(Babolat Pure Aero 2019)の打感やパワー、スピン性能が気に入ってたので新モデルにも興味津々でした。

※2022年度ラケットランキングに入りました。2022 ラケットランキング

外観(前作との違い)

前作はマット(艶消し)でほぼ全面イエローでしたが、今作はグロス(艶あり)となり、ベースカラーがグレーとなりました。

アエロのシンボルカラーであるイエローは、ロゴやバボラの2本ラインなど部分的となりました。

グロス塗装は両面テープのウエイトを貼りやすかったり、汚れも落としやすかったりするので使い勝手が良いと思います。

その他、外観上の変更点は

  • 前作のグロメットホールは上下の12時6時辺りが横に広かったですが、新作は普通の丸型になっています
  • 新作のグロメットホールは場所によるかもしれませんが、やや大きめに見えます。
  • ストリングパターン16x19は同じですが、新作は少し真ん中に密集させているようです

スペック

一般的な黄金スペックで前作との違いはほぼありません。

フェイスサイズ100インチ
長さ27インチ
重さ300グラム
フレーム厚23mm / 26mm / 23mm
ストリングパターン16×19
スイングウエイト322(前作は324と誤差程度)
剛性65(前作は67なので剛性は下がった)

打感(フィーリング)

前作は硬く弾く印象のフレームでしたが、今作はうって変わり柔らかい打感になりました。
アエロらしさは残っていますが前作とのギャップが大きいです。

ただし柔らかいといっても厚ラケですからフレームがしなる感じは1ミリもありません。
例えて言うならフェイス全体でボールをホールドしてる感じで、且つパワーも十分あります。
必要以上にホールドしないのでパワーロスも少なく、バランスのいい仕上がりです。

また乗ってる時間が長いのでストロークにしてもボレーにしても安心して振っていけます、押していけます。しっかり打ててコントロールもしやすい印象です。

スピン性能

ガットがセンターにいくほど密になるよう変更されたので、スピンのかかりが悪化するのではないかと心配していましたが普通にかかりました。

グリグリのスピンも問題なく打てます。

新旧比べるとなんとなく旧モデルのほうがよりグリグリかかっていたかもしれませんが、2022年モデルも十分かかります。

まとめ

前作は硬くカンカンにボールを弾き飛ばしてくれるパワフルでスピナーなラケットでした。

今作は一変、柔らかい打感となりましたが、スピン・パワー性能ともに十分あり、打っていてボール乗りがよく、ホールド感のある気持ちの良い打感です。

特に厚い当たりのフラットドライブや、乗せて運ぶボレーなど安心して打つことができました。

前作のピュアアエロは打感が硬くて合わない人もいたかもしれませんが、今作はマイルドになり、より幅広い人にマッチしそうな気がします。女性でも結構いけるんじゃないでしょうか?



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